よく耳にするお肉の知識、
こだわりのように部位や焼き方などが語られ「専門的なことなんだろうなぁ」と敬遠してはいませんか？
と題して「牛肉編」「豚肉編」とお送りしてきた続編第3弾。
臆することはありません。牛の体のどの部分かと特徴をつかめば、硬さ柔らかさ脂の多さなど納得、図解でググっと理解できます！
鶏肉のあれこれおさらいしましょう！
鶏肉の部位ごとの特徴やおすすめの調理方法を紹介します。
1. 胸肉（むねにく）
特徴：
・脂肪が少なく、たんぱく質が豊富でヘルシー
・淡白な味わいで柔らかいが、火通しをすぎるとパサつきやすい
調理方法・美味しい食べ方：
・低温調理（しっとり仕上げのため60～65℃で火を入れる）
・蒸し鶏（酒と一緒に蒸してジューシーに）
・鶏ハム（塩・砂糖をすり込み、一晩）寝かせて茹でる）
・唐揚げ（漬け込み時間を長めにすると味が染みやすい）
2.もも肉（ももにく）
特徴：
・適度な脂肪があり、ジューシーでコクのある味わい
・弾力があり、加熱しても柔らかい
調理方法・美味しい食べ方：
・焼き鳥（見て皮パリっと焼くと美味しい）
・唐揚げ（カリッとジューシーに仕上がる）
・煮物（親子丼や筑前煮など、うまみを話し合った料理に）
・ローストチキン（皮目をパリっと焼き、オーブンでじっくり火を様子）
3. ささみ
特徴：
・胸肉よりさらに脂肪が少なく、ヘルシー
・柔らかいが、火を通すすぎるとパサつきやすい
調理方法・美味しい食べ方：
・サラダチキン（低温調理でしっとり仕上げる）
・天ぷら（衣をつけて揚げるとジューシーに）
・和え物（茹でてほぐし、梅やごまダレと和える）
・焼き鳥（軽く塩を振ってて焼くとさっぱりと食べられる）
4. 手羽先（てばさき）
特徴：
・ゼラチン質が多く、旨みたっぷり
・皮の部分が多く、パリッと焼くと美味しい
調理方法・美味しい食べ方：
・手羽先の唐揚げ（甘辛ダレに絡めると絶品）
・塩焼き（シンプルにグリルで焼くと旨みがゆく）
・煮込み（コラーゲンたっぷりでとろとろに）
・スープ（長時間煮込んでダシか）
5.手羽中(てばなか)
特徴：
手羽中は、鶏
美味しい調理方法：
- 甘辛煮（照り焼き）
- 醤油・みりん・砂糖・酒で甘辛く煮詰めると、ご飯のおかずやおつまみに最適。
- 唐揚げ
- 下味をしっかりつけ、片栗粉をまぶしてカリ
- 鶏ガラパウダーやニンニクをずっと使えると
- とりあえず焼き（オーブン・魚焼きグリル）
- 塩・こしょうでシンプルに焼くと、皮がパリッと香ばしく仕上がる。
- レモンを切ったとすっきりとした味わいに。
- スパイシーチキン
- カレー粉やチリパウダーをまぶして焼くと、ピリ辛でクセになる味に
- 手羽中のスープ
- 鶏の出汁がしっかり出るので、スープの具材としても◎。
- シンプルな塩スープや、豆乳鍋・味噌汁に入れるのもおすすめ。
6.手羽元（てばもと）
特徴：
・適度な脂とゼラチン質があり、煮込み料理に向いている
・骨付きで食べ応えがある
調理方法・美味しい食べ方：
・煮込み料理（甘辛煮、カレー、スープに最適）
・揚げ物（フライドチキンや唐揚げ）・
グリル焼き（スパイスをずっと設定してオーブン焼きに）
7. 皮（かわ）
特徴：
・脂が多く、パリパリに焼くと美味しい
・ゼラチン質が豊富でコラーゲンが摂れる
調理方法・美味しい食べ方：
・焼き鳥（皮串）（カリカリに焼いてタレor塩で）
・揚げ物（鶏皮せんべいとするとおつまみに最適）
・炒め物（ネギやポン酢と合わせてさっぱりと）
8. 砂肝（すなぎも）
特徴：
・コリコリとした食感が特徴
・脂肪が少なく、ヘルシー
調理方法・美味しい食べ方：
・焼き鳥（シンプルに塩焼き）
・炒め物（ニンニクと炒めると美味しい）
・唐揚げ（カリッと揚げるとおつまみに）
9. レバー（肝）
特徴：
・鉄分が豊富で栄養価が高い
・特有のクセがあり、下処理が重要
調理方法・美味しい食べ方：
・レバニラ炒め（ニラと一緒に炒めると臭味が和らぐ）
・甘辛煮（しっかり味つけと食べやすい）
・焼き鳥（レバー串）（タレとの相性が抜群）
10. ハツ（心臓）
特徴：
・コリコリとした弾力のある食感
・クセが少なく食べやすい
調理方法・美味しい食べ方：
・焼き鳥（ハツ串）（塩焼きでシンプルに）
・炒め物（ガーリックバターと醤油味が合う）
・煮込み（甘辛く煮ると美味しい）
11. ぼんじり（尾の部分）
特徴：
・脂が非常に多く、ジューシーな味わい
・焼くと外はカリッと、中はトロッとする
調理方法・美味しい食べ方：
・焼き鳥（ぼんじり串）（塩焼きが最高）
・グリル焼き（たっぷりな脂を落としてカリカリに）
・唐揚げ（カリッと揚げるとおつまみにぴったり）
12.せせり
特徴：
せせりは鶏の首周りの肉のことで、1羽から少量しか取れない希少部位です。 筋肉がよく部位が動くので、適度な歯ごたえがありつつも柔らかく、脂がのっていてジューシーなのが特徴です。
美味しい調理方法：
- 焼き物（塩焼き・タレ焼き）
- 塩・こしょうでシンプルに焼くと、せせりの旨味とジューシーさが際立ちます。
- 焼肉のタレや醤油ベースのタレで焼いても美味しいです。
- 炒め物
- ニンニクや生姜と一緒に炒めると、より香ばしさが引き立ちます。
- ピーマンやキャベツなどの野菜と炒めると相性抜群。
- 唐揚げ
- 下味をつけて揚げると、外はカリっと、中はジューシーに仕上がります。
- 鍋料理
- もつ鍋や寄せ鍋
鶏肉は部位によって食感や味わいが大きく異なるので、調理方法を工夫するとより美味しく食べられます！
BBQで楽しめる鶏肉料理をご紹介
1.鶏もも肉のBBQグリル
【材料】（2〜3人分）
- 鶏もも肉：2枚
- BBQソース（市販品 or 自家製）
- ケチャップ：大さじ4
- ウスターソース：大さじ2
- はちみつ：大さじ1
- 醤油：1杯
- にんにく（すりおろし）：1枚分
- 粗挽き黒こしょう：適量
- オリーブオイル：大さじ1
【作り方】
- 鶏も肉をフォークで何度も刺し、味が染み込みやすいように。
- 自家製BBQソースの材料を混ぜ合わせます（市販のソースでもOK）。
- 鶏もも肉にオリーブオイルを塗り、BBQソースの半分を絡めて30分ほど漬ける。
- 中火の炭火で皮目から焼く。焼き色がついたら裏返し、じっくり火をかえす。
- 残りのBBQソースを塗りながら焼き、照りを出したら完了！
2.スパイシーチキンウィング
【材料】（2〜3人分）
- 手羽先または手羽元：10本
- オリーブオイル：大さじ1
- スパイスミックス：
- ペラパウダー：弱じ1
- クミン：小さじ1
- ガーリックパウダー：小さじ1
- 塩こしょう：適量
- チリ（パウダー辛さ調整用）：少々
- はちみつ（仕上げ用）：大さじ1
【作り方】
- 手羽先（または手羽元）にオリーブオイルを絡め、スパイスミックスをまぶして30分ほど。
- 弱火〜中火の炭火でじっくり焼く（焦げやすいので注意）。
- 焼き上がる直前にはちみつを軽く塗り、カリッと焼き上げます。
3.鶏むね肉のレモンハーブマリネ
【材料】（2〜3人分）
- 鶏むね肉：2枚
- オリーブオイル：大さじ2
- レモン汁：1個分
- にんにく（すりおろし）：1枚
- ローズマリーまたはタイム：適量
- 塩こしょう：適量
【作り方】
- 鶏むね肉をそぎ切りにし、全ての調味料と一緒に30分ほど漬け込みます。
- BBQグリルで中火で焼く（火が通りやすいので短時間でOK）。
- 香ばしく焼けたら完成！
4.鶏ささみの串焼き（和風焼き鳥風）
【材料】（2〜3人分）
- 鶏ささみ：6本
- ねぎ：1本（3cm幅にカット）
- 焼き鳥のタレ（市販または自家製）
- 醤油：大さじ2
- みりん：大さじ2
- 砂糖：1ドル
- 酒：大さじ1
- 竹串：6本
【作り方】
- 鶏ささみを一口大に切り、ねぎとやりとりに竹串に刺す。
- 弱火〜中火の炭火で焼き、途中でタレを塗りながら焼き上げます。
- 香ばしく焼けたら完成！
以上、鶏肉の知識、調理法などのご紹介でした。
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