人と人をつなぐはずの懇親会は、ちょっとした準備不足や“善意の空回り”で空気が崩れがち。ここでは起こりやすい5つの落とし穴と、すぐ実行できる代替案をセットでまとめました。
1. 目的が曖昧・自己紹介をスキップ
「とりあえず集まる」だけだと、誰と何を話せばいいか分からず空気が弛緩。自己紹介を省くと関係づくりの糸口が見つからず、浅い会話で終わりがち。
代替案: 冒頭に目的(例:業務相談の相互支援/共同プロジェクトの種探し)と“成功基準”(例:3人と深く話す)を宣言。30秒自己紹介と名前+興味テーマの名札で導線を作る。
2. 名刺ばら撒き&過度な営業・採用勧誘
名刺配布会や押し売りトークは嫌われ、コミュニティの信頼を損ないます。ステマ的な宣伝や無許可のLT差し込みもNG。
代替案: 商用可否を明記(基本は禁止)。許可する場合は“告知枠5分×数本”に限定し、希望者のみのオプトイン形式に。PRは最後にまとめて実施、時間厳守。
3. 内輪で固まる・固定席で流動性ゼロ
常連だけで固まると新規参加者が孤立し、次回以降の参加意欲が低下。固定席だと交流が偏ります。
代替案: 席替えタイマー(20〜30分ごと)と“テーマ卓”(例:採用/マーケ/SaaS運用)を設定。ウェルカム担当を置き、新規を最初にテーマ卓へエスコート。
4. 司会・ファシリテーション不在(時間管理崩壊)
司会がいない/台本がないと、開始が遅れ、企画が長引き、締めと集合写真が流れます。
代替案: 司会+タイムキーパーの2名体制。進行は「開会→自己紹介→交流①→小企画→交流②→締め→写真」の90〜120分台本を用意し、ベルやBGMで時間を可視化。
5. 無断撮影・連絡先の無許可共有(プライバシー軽視)
勝手な写真投稿や連絡先の一括配布はトラブルの元。出席を公にできない人もいます。
代替案: 開会時に“撮影・公開ルール”を口頭&掲示で共有。名札にOK/NGマーク、写真は限定アルバムに集約。連絡先交換は本人のQRコードで“個別同意のみ”。