歓迎会は“はじめましての不安”をやわらげ、チームに自然に合流してもらう場。安心して話せる導線と、具体的なサポートの見える化が肝です。短尺でテンポよく進め、交流と実務スタートの両方を後押ししましょう。
1. 自己紹介テンプレを全員統一(30秒×項目固定)
話す量と内容のばらつきが減り、新人も安心して発言できます。「名前・役割・得意/苦手・好きなこと」を固定すれば会話の取っ掛かりが増え、早期に“人となり”が共有され、翌日以降の相談もしやすくなります。
2. 相談相手マップ(誰に何を聞くか)を配布
入社直後の“誰に聞けばいい?”を解消し、心理的負担を軽減します。人事/総務/業務メンターなど窓口を明記すると、自己解決にこだわらず早期にSOSが出せ、オンボーディングの速度と定着率が上がります。
3. 座席は“斜め向かい+少人数島”で配置
真正面より圧が少なく視線距離が近いので、初対面でも会話が弾みます。4〜6人の小島を複数作れば発言機会が均等化。固定化を避けたい時は後半に島ごとの“半分入替え”を入れて接点を広げられます。
4. 乾杯後10分は新人中心の歓談タイムを確保
最初に新人に話題の主導権を渡すと、以後の場の温度が安定します。上長・メンターが自ら声掛けし、質問カードで会話を支援。早期に“名前と顔が一致する”体験が増え、翌日からのコミュニケーションが滑らかに。
5. ラストで“最初の1週間のお願い”を共有
やること・やらなくていいこと・相談先を明確化すると、期待値のズレが減ります。小さな達成目標(例:朝会で1回発言、1on1の設定)を提示すれば初速が出やすく、チーム全体の受け入れ態勢も整います。