久しぶりの再会を「来てよかった」で締められる同窓会は、準備8割・当日2割。目的が曖昧、名簿が古い、出欠連絡が遅い、席が固定化する、撮影・SNS配慮が抜ける、会費で揉める――よくある失敗は、すべて事前設計で回避できます。是非参考にしてください。
1. 比較・詮索・マウント合戦
年収・役職・結婚/子ども・見た目の変化などの詮索や比較は、場の空気を一瞬で冷やします。昔の序列やグループ分けを再現してしまうのもNG。
代替案: 会の冒頭で「詮索・比較はしない」ルールを共有。会話のきっかけカード(最近ハマった趣味/旅/本など中立テーマ)を用意し、称賛と近況共有を中心に。
2. 無断撮影・無断タグ付け・連絡先の無断共有
写真や動画の勝手なSNS投稿、名簿の勝手配布はプライバシー侵害に直結。仕事や家庭の事情で“出席を公にできない”人もいます。
代替案: 撮影と公開の可否を開会時にアナウンス。OK/NGシールや名札のマークで可視化し、共有は“限定アルバム”に集約。連絡先は本人のQRコード配布や個別同意のみに。
3. 飲酒の強要&危険な飲み方
「昔のノリ」での一気コールや飲ませ合いは事故・迷惑の温床。体質・服薬・宗教など見えない事情もあります。
代替案: 乾杯は“口を付ければOK”を明言。ノンアル/微アルやソフトドリンクの選択肢を厚くし、ゲームはクイズ・抽選など非飲酒型へ。見守り役とタクシー手配係を事前に割り当て。
4. 会費・出欠の場当たり運用(ドタ参/ドタキャン放置)
当日回収や現金のみは渋滞とトラブルのもと。ドタ参・ドタキャンの処理を曖昧にすると不公平感が残ります。
代替案: 事前決済(QR/振込)+締切とキャンセル規定を明記。当日は“釣りなし金額”に限定し、受付は名簿確認とリストバンド配布の2レーン化。未払いリストと予備費(±10%)を準備。
5. 仕切り不在で“放置”の同窓会(進行・席替え・締めがない)
司会不在・タイムテーブルなしだと、昔の顔ぶれだけで固まり、新しい交流が生まれにくいまま中だるみ→解散に。
代替案: 司会2名体制で120分の進行例を用意──開会挨拶→全体乾杯→30秒ライトニング近況×数名→席替え①→集合写真→席替え②→メッセージカード回収→締め挨拶。席替えはタイマーで強制実行、BGMとマイク音量は事前確認。