卒業・追いコンの季節ですね。
追いコンで卒業生がするスピーチ。
感動的で涙を誘います。
しかし、すべての方が素晴らしいスピーチができるわけではありません。
「何を話したらよいか悩む」
「話す内容はこれで合ってるのか?」
など悩む方も多いことだとおもいます。
そもそも大勢の前でスピーチをする経験などあまりないのではないでしょうか。
今回はスピーチの登竜門、追いコンのスピーチで言わないこと・やらないことにフォーカスして解説します。
この記事を読み終えるころには、追いコンのスピーチででやるべきことが明確になる。そんな手助けとなるでしょう。
なぜデバージが追いコンのスピーチを語るのか
なぜ私が追いコンでのスピーチでやるべきでないことを明確に理解しているかと申しますと、
我々デバージは、渋谷で貸切パーティースペースを経営して11年になろうとしております。
独立前も貸切パーティー会場を運営し、結婚式の幹事代行などを経て、その経験は20年近くにも至ります。
徹底した現場主義で年間で300件の団体のご予約をお手伝いし、のべ6000件強、3月はほぼ追いコン、卒業パーティーとなりますので、低くみ積もって600件の追いコンを見て体験してお手伝いしてまいりました。
あえて大げさな肩書をあげますとおそらく「日本で一番追いコンを知る人」が我々です。
そんな我々ですから、追いコンを語る資格があるのです。
緊張からなのかやってしまいがちなのは、
「何を喋るか全然考えてこなかったんですけど…」
という前置き。
正直に言ってるのかも知れないですけど、
「今即興で喋るので内容がペラペラでも勘弁してください」
という保険なのか
「即興で喋るけど俺・私こんなできますよ」
というナルシシズムなのか、どちらにしても聞く方は残念ですし、しんどいですね。
例えば、感動的な話をするプロのスピーカーがいたとします。
その人は数日後に行われる講演に何を喋るか全然考えずに臨むでしょうか。
絶対にそんなことはありません。
スピーチの内容を考えた上で何度も練習をするでしょう。
「当日思ったことを語ろう」というスタイルで臨む方もまれにいます。
喋るのが得意なのかもしれません。淀みなく言葉が次々と出てきて話ができる。
残念ながら本人の喋れているとは裏腹にだらだらとまとまりのないスピーチになりがちなのは言うまでもありません。
追いコンは半ば強制的に行われるスピーチかもしれませんが、
大勢に話を聞いてもらう貴重な機会であり、
その大勢の時間を使わせてもらってるということとも受け取れます。(これであまり緊張をしてほしくはないですが。)
スピーチがあるのは知らされていると思うので、ぜひ事前に考えて来てください。
箇条書きのように学年を分けて話してしまう
これもスピーチでよく耳にする話し方です。
「まずは3年生・・・次に2年生、、、最後に1年生….」というような話し方です。
直近の後輩の3年生に思いを伝えたいというのはよくわかりますし、どの卒業生も関わりの多い後輩は3年生ということは当然です。
3年生に思いを伝えようとするあまり、学年を区切って話し始めてしまうと、次の2年生はボリュームも熱量も少なくなりがちで、1年生に至っては「1年生は正直あまりかかわりがなかったけど…」というセリフを冒頭においてしまう何とも尻つぼみなスピーチになってしまいます。
ついやってしまいがちな話し方だとは思いますが、避けたいところです。
解決策としてはシンプルに「分けて話さない」ということです。
わかりやすくしようと学年ごとに思いを分けなくても、聞き手の後輩の方々も「あ、これは自分たちのことだ」「これは3年生に向けたスピーチだな」と受け取ってくれるはずです。
敢えて偏った言い方をしますと、追いコンにおける1年生の立ち位置は、「見学」でいいのです。
涙を流しながら学生生活を振り返り、別れを惜しむ卒業生と3年生の先輩の姿を見て、
「素敵な関係だな」
「素敵な団体だな」
「ここに所属してよかった」
と思わせることができれば団体にも1年生にも大きな収穫です。
学年を分けて話さず、仲の良い後輩に思いのたけを語りましょう。
一人ひとりに話始める
前述と似たケースになりますが、思いが強いあまり、後輩個々の名前を呼び一人ひとりとの思い出を語っていくスタイルをとる方がいます。
個人に話す形では残り全員が傍聴者になってしまいます。
また団体が30人40人50人と大人数だとその分時間がかかったり、エピソードの弱い方が目立ってしまったりするデメリットがあるので避けておきたいところです。
笑いに走る
適度なものはいいと思います。つかみで惹きつけるために使うテクニックは優れた人しか出せません。
普段のキャラクターもあるでしょう。そう普段エンタメ陽キャの方に向けて言いたい。
お笑い全開のスピーチで、それでほんとにいいのですか。
ある学生が言っていた言葉がとても心に残っています。
「約束なんかしなくても毎日会えていた関係が、明日から約束をしなければ会えない関係に変わる」
もしかしたら約束をしてもスケジュールが合わず会えないかもしれませんね。
2次会3次会の居酒屋のテーブルで熱く語るつもりでしたら、整ったこの場でどうぞ。
恥ずかしいかもしれません、キャラじゃないかもしれません。だからこそギャップが感動を生むかもしれません。
「笑いに逃げず」
さあ、勇気を出して「ありがとう」を伝えましょう。
テンプレで済ます・短めに終わらす
「本日はこのような会を開いてくださりありがとうございました。思い返せば長いようで短い4年間でした。後輩の皆様には仲良くしてくださって感謝の言葉しかありません。残り短い学生生活を大いに楽しんで過ごしてください。改めて本日はありがとうございました。」
おいおいおいおいおい!
恥ずかしいのか!遠慮してんのか!
もっと結果残したやつがいる?自分より熱心だったやつがいる?
ちげーだろ!結果は振るわなかったかもしれない、役職にもつかなかった、レギュラーメンバーでもなかった、モブキャラだったかもしれない、でも!
4年間やってきたろ。続けてきたろ。経験したろ。感じたろ。
お前の言葉が聞きたいんだよ。
同じような思いをしてる後輩がいるかもしれない。
ギリギリ踏ん張ってる後輩がいるかもしれない。
伝えてあげてください。胸にたたきつけて奮い立たせる言葉。
カッコつけなくていい、自分なりの言葉。
まとめ
追いコン・卒業パーティーなどのスピーチで言わないこと・やらないこと題して、具体例をご紹介してまいりました。
これを読んでくださった方は、「もっといいスピーチをしたい」という向上心のある方だと思います。
- 「何を喋るか全然考えてこなかったんですけど。。。」
- 「箇条書きのように学年を分けて話す」
- 「一人ひとりに話す」
- 「笑いに走る」
- 「テンプレで済ます・短めに終わらす」
このようなご紹介した例をうまくくみ取って、ご自身なりの言葉を紡ぎ、心のこもったスピーチ押していただけることを願っております
渋谷 貸切パーティールームデバージでは、スポットライトやスモークを使った華やかな入場や、シャンパンタワー等、追いコン卒業パーティーを彩る演出や、スナップ写真のお手伝い、会計時のアドバイスなど他のどこにもない豊富な経験で素敵な追いコンへとお手伝いをさせていただいております。
進行表のお手伝いなどをさせていただき必ず感動する追いコン・卒業パーティーへと導きます。
是非ご利用をご検討ください。
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