卒業・追いコンの季節ですね。
追いコン・卒業パーティーでは卒業生の一言、スピーチがメインのイベントとなります。
「感動を呼ぶスピーチを必ず!」とまでは求めませんが、聞き手がいるものですので、ある程度の水準までは高めたいですね。
とはいえ、人前でスピーチをする経験というのは、人生においてもそう多いことではありません。この卒業のタイミングは、人生で初の機会や、数少ない機会の一つとなるでしょう。
だからこそきちんと準備をして臨みたいものです。
今回は、追いコン・卒業パーティーでのスピーチでの心構えと具体的にどのようなことを喋るかに関して解説していきます。
「人前でのスピーチに慣れていない」
「追いコンで何を喋ればいいかわからない」
そんな方に読んでいただきたい内容となっております。
追いコンのスピーチで喋ること
「追いコンのスピーチで何を喋ればいいかわからない」という方、
エピソードを起こし構成を組み立てたりする前に、まず心構えを整理しましょう。
意識しなければいけないことは「何を喋るか」という内容の問題ではありません。
ましてや「緊張するなぁ」でもないし「どう見られるかなぁ」でもないです。
「何を喋るか」はこれからお伝えする心構えを意識すればおのずと見えてきます。
「緊張」をほぐす方法・しない方法は後半でお伝えするとしましょう。とはいえ初めに悩む問題ではありません。緊張の解決方法は最後のプロセスです。
「どう見られるか」を気にしてしまう方、心構えを決めて、喋る内容を精査すれば聞き手にどう映るかはコントロールできます。ご心配なく。
「どう見られるか」を不安に思うのは、「変なことを言っていないか」、「変なことを言ったと思われていないか」ということ。アドリブで臨んで大人数の視線を受けテンパり、なおよく見せようとする。だから不安になるのです。
大切なのは「伝える」ということ
一番大切なのは、後輩や聞く人に何を伝えたいかです。
学生生活で、サークルで、部活で、「頑張ってきたこと」「努力し達成できたこと」「後悔」「感謝」こういったことを後輩に伝え、より良く残りに学生生活を過ごしてもらう為のスピーチです。
「頑張ってきたこと」皆が知っている表立った成果、結果よりも、自身が個人的にしてきたこと、意識してきたことを盛り込ましょう。
「努力し達成できたこと」自分は〇〇を●●を目標として取り組んできた。その結果△△な結果が得られた。その過程でもっとこうした方がいいと感じた。
「後悔」失敗やもっとこうすればよかったは必ずあるはずです。後輩に同じ轍を踏ませないため、また言葉にすること誰かに話すことで、ご自身も区切りをつけることができるかもしれません。
「感謝」具体的にどういった行動に感謝しているのか。後輩がいたからだらしない姿は見せられなかった、ライバル的な存在がいたから成長ができた。そのようなものがいいと思います。
これらを織り交ぜ、後輩に伝え、サークルをゼミを部活を託しましょう。
誰かが言いそうな、テンプレ的な文句で済ますのはやめましょう。
また、ありきたりな感謝の言葉で置きに行くのもやめましょう。
必要なのは「リアル」と「本気」。
「リアル」とは等身大のあなたです。
良いスピーチにしたいなら、カッコつけないでください。
友人の話ですが、彼は自分の結婚式で、父親に向けて手紙を読むことになりました。
とても恥ずかしく、嫌で逃げ出したくなったと言っていました。でも彼は自分の言葉、思っていることを口にする人でした。誰かの言葉を借りたり、テンプレ的なセリフを使うことはありませんでした。だからこそ当日までやめようか悩んだほどだったといいます。父親に感謝の気持ちを込めた手紙を読む。書いてきた文面を読むだけなのに、感情が乗ったその文面を読むのに、最初の数行からあふれ出る感情を抑えるため読み進めることができなくなってしまったといいます。個人的な感情を吐露した手紙と彼の姿勢は、聞き手からたくさんの共感を得ました。
スピーチで大切なのはかっこをつけてよく見せようとすることではありません。
リアルなあなたを吐露することです。
「恥ずかしいけど自分は臆病者です。3年の大会ではチャレンジすることができなかった。みんなにはそう後悔してほしくない。」こういうスピーチに人は心を動かされ、共感するのものです。
自分を客観視できそれを他人に説明するということはなかなか高尚な行動でそれ自体はカッコ悪いことではありません。そしてかっこ悪い自分を認めることは成長の最初の1ステップでもあります。
この機会に学生時代の自分にけじめをつけて社会人のステージへ向かうのもよいものだと思います。
「本気」とは「本当の気持ち」「自分の気持ち」
誰かの言葉を借りたり、こうすることをみんな望んでると考慮しての偽物の言葉は、期待外れのスピーチに終わります。
自分の気持ちを伝え、後輩に本当の気持ちを伝え、本気のスピーチをしましょう。
これを読んでいただいている方は、どうしたらいいか悩んで「もっとうまくなりたい」とか向上心のある方だと思うので敢えて言います。
「リアル」と「本気」のないスピーチならしない方がマシです。
心構えは、「等身大のあなたを吐露し、自分の言葉で紡ぎ、団体を託す後輩にメッセージを伝えバトンを渡す。」ということを意識しスピーチの原稿を考えましょう。
話し方
厚かましくなったり、淡々としてしまったりはあなたのスタイルでキャラクターです。
心構えができて、スピーチ原稿ができていれば、聞き取りやすい速度で話せばいいくらいのもので、それ以上話し方を意識することは必要ないでしょう。
緊張をほぐす方法・しない方法。
なぜ緊張してしまうのか。それは実力以上のものを出そうとするからです。
今あるべき姿、持っている力だけ出そうとすれば、平常心で力まずに臨めるはずです。
良く見られたい、良くしたいのであれば、自分の普段を高めましょう。
スピーチにおいてそれは、できあがった原稿をそらで読めるようにすることです。
まずは100回練習してみましょう。これは追いコンのスピーチに限ったことではありません。
結婚式のスピーチでもいえることです。
暗記をすることで、原稿の起承転結も分かるようになり、力の入れどころ、強弱のつけ方など話し方に工夫ができるようになります。自分の伝えたいことがここだと分かれば、原稿をそのまま丸伝えしなくてもよくなり、違うニュアンス・表現に置き換えたりできるようになるでしょう。
伝えること、話すことに余裕ができれば、会場が見えるようになります。
話す前に、落語で言う枕のような余談を挟み場を温めたり、
途中の野次的なコールにも落ち着いた返しで対応できるようになるでしょう。
以上のことをインプットした今、あなたのスピーチは格段に良くなっているはずです。
心構えを整え、原稿を用意し、100回練習して、原稿を暗記し、余裕を作り出しましょう。
学生生活を総括したイベントでの個人的スピーチです。
Lookizm的な他者を過剰に意識したものではなく、後輩や自分に向けた素晴らしいスピーチにしましょう。
渋谷 貸切パーティールームデバージでは、30人、40人、50人、60人を貸切でスポットライトやスモークを使った華やかな入場や、シャンパンタワー等、時間をかけず、追いコン卒業パーティーを彩る演出や、スナップ写真のお手伝い、会計時のアドバイスなど他のどこにもない豊富な経験で素敵な追いコンへとお手伝いをさせていただいております。
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