年の瀬が近づくと、そろそろ気になるのが「今年の忘年会、どうしよう?」という話題。
職場・サークル・団体・仲間うちなど、多くの人が集まるこのイベントは、単なる“飲み会”ではありません。
「1年間お疲れさまでした」の気持ちを込めた“締めくくりの場”であり、来年に向けた士気を高める場でもあるのです。
とはいえ、幹事としては悩みどころ。料理?会場?人数?予算?――中でも最大の課題は、
「何をすれば盛り上がるのか分からない」という“コンテンツ設計”です。

この記事では、忘年会の場を笑いと感動で包む「盛り上がる企画」と、避けるべき「盛り下がる企画」を実例つきで徹底解説。
さらに、人数や会場規模に合わせたベストな演出方法までご紹介します。
今年の忘年会を“語り継がれるイベント”にしたい幹事の皆さん、必見です!
忘年会の成否は“演出力”で決まる
忘年会で最も重視すべきは、“参加者の心が動くかどうか”です。
どんなに高級な料理やお酒を用意しても、ただ座って飲み食いするだけでは参加者の記憶には残りません。
逆に、安価な居酒屋でも心に響く演出があれば「今年の忘年会、最高だった!」と語り草になります。
幹事の仕事は、単に会場を手配することではなく、「思い出に残る空間を演出する」こと。
つまり“プロデューサー”としての視点が求められるのです。
絶対に外さない!忘年会で盛り上がるコンテンツ
先にどんなコンテンツをやるにしてもそれを実行するための設備が揃っていないと行えません。渋谷 貸切 パーティー会場DeBargeではプロジェクターやマイクなどの他、スポットライトなどの照明、効果音などでお客様の忘年会を演出いたします。渋谷駅から徒歩1分と好立地で、お客様のやりたいことがすべてできる会場ですので是非ご検討ください。
このセクションでは、過去の成功例や実体験をもとに、「これをやれば間違いなく盛り上がる!」という鉄板コンテンツを紹介します。
ただ紹介するのではなく、なぜ盛り上がるのか・どう設計すれば成功するのかまで具体的に解説していきます。
◆ ビンゴ大会(演出と景品で盛り上がりは10倍に)
定番中の定番ですが、“定番だからこそ差が出る”のがビンゴ。
重要なのは「進行」+「景品」+「空気づくり」の3点。
- 景品をあらかじめ並べておく
- BGMとともにカウントを演出
- 良い景品から当たるのではなく、抽選箱などを用意して最後まで盛り上がる流れを作る
- プロジェクターで数字を映し出す
こうした仕掛けがあるだけで、一気にイベント感が増します。
また、豪華景品1つよりも、“中級景品を数多く”の方がリーチ率が高まり、盛り上がりやすくなります。
さらに、最後までビンゴをしていない人に向け、ラストワン賞として次の番号が空いた人に景品を贈呈するとさらに会場は盛り上がるでしょう!
◆ チーム戦ゲーム(交流促進+笑い+熱狂)
「知らない人と話しづらい…」という空気を打ち破るには、“チーム対抗形式”のゲームが効果的。
例えば:
- 社内ネタクイズ(例:「この中で一番おしゃべりなのは誰?」)
- 借り物競走(例:「今日一番高い時計をしている人を連れてこい」)
- ポーズ当てゲームやジェスチャー伝言ゲーム
これらは、普段話さない相手とのコミュニケーションを自然に生み出し、さらに笑いも誘える万能企画です。
◆ 表彰式+ユニークアワード(感謝と笑いのバランス)
真面目な表彰だけで終わらせるのはもったいない。
「サプライズ表彰」や「ユーモア系のアワード」を組み込むことで、一気に忘年会らしい温かさが生まれます。
たとえば:
- MVP賞(もっとも活躍した人)
- お疲れ様で賞(退職・異動者向け)
- だじゃれ王賞/うっかりさんで賞 などのネタ系表彰
“名札+拍手+軽いインタビュー”をセットにすれば、感動と笑いが同時に生まれます。
◆ 一年を振り返るムービー演出(5分で泣ける)
スマホ写真でOK。1年間のイベントやオフショットを編集してスライドにし、BGM付きで上映するだけで、感動の空気をつくることができます。
たった3〜5分でも十分。
- 「ありがとう」を込めたナレーション
- 軽い字幕や手書き風コメント
- 最後に“来年もよろしく”のメッセージ
涙あり笑いありの展開に、参加者の心が一つになります。さらに、最後の締めに今年のムービーを作ることにより参加者に感動を届けることができます。感動を共有することで良い締めになり、上司からの評価も上がることとなるでしょう。
やりがちだけど“盛り下がる”NGコンテンツ
ここでは、忘年会でついやりがちだけど、実は参加者のテンションを下げてしまうNGパターンを解説します。
どんなに真面目に準備しても、方向性がズレていれば逆効果。
本音ベースで見ていきましょう。
◆ スピーチが長すぎる・多すぎる
「せっかくだから一言ずつ…」という挨拶リレーは、大人数になるほど拷問です。
- 長いスピーチ(5分以上)はNG
- 3人までに限定、1人2分以内
- “乾杯後すぐに話す”のは避け、乾杯前に一括で済ませる方が吉
事前にスピーカーに「短めでお願いしますね」と念押しすることが幹事の気遣いです。
◆ 一方通行の外部ショー(芸人・マジック・ライブ)
たしかに豪華に見える“外部エンタメ枠”。
しかし、「参加者がただ見るだけ」の時間が長いと、置いてけぼりの人が出てきます。興味がある人だけ楽しめる、興味のない人は参加しないが生まれてしまうので気を付けましょう。
プロに頼るなら、観客参加型の構成にしてもらうのが必須です。
- 会場から質問をもらう形式
- 一緒にネタを披露するサポート役を選ぶ
- サプライズで上司を巻き込む
「巻き込み」こそが盛り上がる鍵です。
◆ ネタに走りすぎた景品やコンテンツ
面白いと思って用意した景品が、「え、これ誰が使うの?」という空気を生むことも。
- 大きなう○こ型クッション
- “1年間有効”の手書きクーポン
- センスのズレたパロディグッズ
参加者の世代感やキャラをしっかり把握した上で、“ウケる”と“スベる”の境界線を見極めましょう。
人数と会場に応じた最適なコンテンツ設計
幹事の腕の見せ所は、「会の規模や環境に合った企画を用意できるか」にもあります。
ここでは、人数帯・会場タイプごとにおすすめのコンテンツ例を紹介します。
◆ 〜20名:濃密交流型(座談会+手作り感)
- 小規模だからこそできる、全員参加型プレゼント交換
- シンプルなビンゴ、クイズ、スピーチなどもOK
- 「1人ひと言で今年を表す漢字」なども意外と盛り上がる
手作りムービーや感謝メッセージを流すと涙腺に来る規模感です。
◆ 30〜50名:全員巻き込み型(ゲーム×演出)
- テーブル対抗ゲーム(ジェスチャー伝言、謎解きリレーなど)
- プロジェクター演出×表彰式×サプライズムービー
- グループLINEを使ったオンライン企画も可能
会話×笑い×演出の黄金バランスが実現しやすい規模です。
◆ 70名以上:大型進行型(音響×演出×タイムキープ)
- タイムテーブル管理が命。司会役はプロか経験者必須
- プロジェクターは2面以上/ワイヤレスマイクは最低2本必要
- スタンプラリー形式で自由移動型の企画も効果的
セクション別に進行役を立てるなど“構造化された設計”が必要です。
忘年会は“文化をつくる場”でもある
単なる年末イベントでなく、その会社やチームの“文化”や“絆”が表れる場。
そこでどんな空気が生まれたか、何が語られ、何が共有されたか――それが来年の雰囲気にも直結します。
「今年の忘年会で、自分の会社がちょっと好きになった」
そう思ってもらえたら、それが幹事として最高の成果です。
まとめ:心に残るのは、体験と思い出だけ
忘年会を企画するうえで迷ったら、こう自問してください。
「これは“記憶に残る”だろうか?」
- ただの飲み会になっていないか?
- みんなが笑って、つながって、前を向ける時間になっているか?
- 最後に「やってよかったな」と自分が思えるか?
その答えが「YES」なら、もう大丈夫。
今年の忘年会は、あなたの演出で“最高の年明け”になります。
コメント