忘年会の幹事を任された際、司会進行で気を付けることとは?

パーティーコラム

年末が近づくと、多くの会社や団体で恒例行事となるのが「忘年会」です。
参加者全員が1年の労をねぎらい、楽しいひと時を過ごすために欠かせない存在が「幹事様」。特に、司会進行の役割は場の空気を左右する重要なポイントです。

この記事では、忘年会の幹事を任された際に 司会進行で気を付けるべきこと を徹底的に解説します。初めて幹事を任された方も、経験がある方も、ぜひ参考にしてください。


1. 司会進行の基本は「段取り八分」

忘年会の司会進行は、当日のアドリブ力も大切ですが、何よりも 事前の準備 が鍵です。流れがしっかり組まれていれば、不測の事態が起きても柔軟に対応できます。

  • 進行台本を作る
    開会のあいさつから乾杯、歓談、余興、締めの挨拶まで、細かくタイムスケジュールを組み立てておきましょう。台本はあくまで「指針」ですので、多少のズレは気にしなくても大丈夫です。
  • 役割分担を明確にする
    幹事1人だけで全てを背負う必要はありません。乾杯の音頭や締めの挨拶は上司や役職者にお願いし、余興の進行は他のメンバーに任せるなど、役割を振ることでスムーズに進みます。

2. 開会のあいさつは「短く、温かく」

忘年会のスタートは、幹事の開会の一言から始まります。ここで大切なのは、ダラダラ話さないこと

おすすめの流れは以下です。

  1. 集まってくれたことへのお礼
  2. 今年1年の簡単な労い
  3. この会の目的(楽しんでほしい、交流を深めてほしい)
  4. 乾杯へつなげる

30秒~1分程度で終えるのが理想です。長いスピーチは会場を冷めさせてしまいます。


3. 乾杯はメリハリをつける

乾杯の音頭は司会の見せ場ではなく、主役は乾杯の挨拶をする人 です。幹事は、その人を引き立てる役割に徹しましょう。

  • 紹介は簡潔に
    「それでは本日の乾杯のご発声を、○○部長にお願い致します!」と明るく伝えるだけで十分です。
  • 掛け声で盛り上げる
    「それでは皆さまご唱和ください!乾杯!」と全体の声を引き出すのも大事な役割です。

4. 歓談タイムは「空気を読む」

乾杯のあとは歓談タイム。司会が表に出る時間ではありませんが、裏での気配り が問われます。

  • 料理や飲み物の提供が滞っていないか確認
  • 会話が弾んでいないグループに話題を振る、席替えを促す
  • 余興やビンゴの準備が整っているか確認

表舞台に立たなくても、常に「会が滞りなく進んでいるか」をチェックしましょう。


5. 余興やゲームの進行は「テンポよく」

忘年会の盛り上がりを作るのが余興やゲームです。司会がもたつくと、せっかくの楽しい空気が台無しになってしまいます。

  • ルール説明は簡潔に
    難しいゲームは避け、誰でもすぐ理解できる内容にしましょう。説明は2分以内に収めるのが理想です。
  • 盛り上げ役を用意する
    幹事だけで進行するのではなく、盛り上げ上手な社員や若手に声をかけておくとスムーズです。
  • 景品でメリハリをつける
    ビンゴやじゃんけん大会などは、豪華景品を最後に持ってくると一気に盛り上がります。

6. 中締めと挨拶は「余韻を残す」

忘年会の終盤は「中締め」や「一本締め」で締めるのが一般的です。ここで大切なのは、だらだらと終わらせないこと

  • 中締めの挨拶は上司や役員にお願いする
  • 幹事は最後に「本日はありがとうございました!」と明るく締める

参加者が「楽しかったな」と感じられるよう、後味の良い終わり方を意識しましょう。


7. 想定外のトラブルに備える

忘年会は多くの人が集まるイベント。予定外のことが起きるのは当然です。幹事としては、あらかじめ 想定されるトラブル を頭に入れておくと安心です。

  • 乾杯の挨拶をお願いしていた人が遅刻する
  • 準備していた余興が機材トラブルでできなくなる
  • 時間が押して二次会開始が遅れる

こうした時に「代わりの人を立てる」「ゲームを省略する」「進行を5分前倒しにする」など、即座に判断できると頼れる幹事として評価されます。


8. 司会進行で大切なのは「雰囲気作り」

忘年会の司会は、芸人のように笑いを取る必要はありません。
求められるのは、全員が居心地よく過ごせる雰囲気作り です。

  • 声は大きく、はっきりと
  • 難しい言葉は使わず、誰にでも伝わる言い回しで
  • 常に笑顔を意識する

幹事の雰囲気はそのまま会場に反映されます。自分自身が楽しんでいる姿を見せることが、参加者の安心感につながります。


9.よくあるQ&A

Q1. 忘年会の司会進行は台本が必要ですか?

A. はい、進行の流れを台本にしておくと安心です。開会のあいさつから乾杯、歓談、余興、締めのあいさつまで、大まかなタイムラインを作っておくことで、当日のトラブルにも柔軟に対応できます。

Q2. 開会のあいさつはどれくらいの長さが理想ですか?

A. 30秒~1分程度が理想です。長すぎると会場の空気が冷めてしまうため、短く温かい言葉で始めるのがベストです。

Q3. 余興やゲームを進行する際の注意点は?

A. ルール説明は簡潔にし、全員がすぐ理解できる内容を選ぶことが大切です。また、盛り上げ役をあらかじめお願いしておくとスムーズに進行できます。

Q4. トラブルが起きたとき、幹事はどう対応すればよいですか?

A. 代わりの人を立てる、余興を省略する、進行を前倒しにするなど、柔軟に判断できるように準備しておきましょう。事前に想定されるトラブルを洗い出しておくと安心です。

Q5. 忘年会の司会で一番大切なことは何ですか?

A. 雰囲気作りです。幹事が笑顔で楽しんでいれば会場全体が和みます。無理に笑いを取る必要はなく、全員が居心地よく過ごせる空気を作ることが重要です。


まとめ

忘年会の幹事、特に司会進行は「会の盛り上がり」を左右する重要な役割です。
ポイントを整理すると以下の通りです。

  1. 台本を用意し、段取りを固めておく
  2. 開会の挨拶は短く温かく
  3. 乾杯は主役を立てる
  4. 歓談中は裏方で気配りを
  5. 余興やゲームはテンポよく進行
  6. 締めはスッキリと余韻を残す
  7. 想定外のトラブルに備える
  8. 何より「雰囲気作り」を意識する

この8つを押さえれば、忘年会の司会進行は安心です。幹事様の心配り次第で、参加者全員が「いい一年だった」と笑顔で帰れる会になります。

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