“楽しかったね”で締められる忘年会のカギは、余興の設計です。2025年は「みんなが同時に参加できる」「スマホ×会場機材を組み合わせた演出」「短尺でテンポよく」が大トレンド。ここでは40〜50人規模を中心に、幹事がそのまま実装できる台本・準備物・時間配分まで一気通貫で解説します。社内表彰や抽選などの“定番”も、今年らしいアップデートで鮮度を出しましょう。

1. 2025年トレンド:余興は“短尺×全員参加×映像映え”
1-1. 短尺2本立てが最強
長い余興は集中が切れます。15分×2本を軸に、前半は“ウォームアップ”、後半は“クライマックス”。歓談で挟む構成が鉄板。
1-2. スマホ参加×大画面投影
投票・クイズ・抽選をスマホで参加、結果はスクリーンに即時表示。体感が同期し、会場が一気に一体化します。
1-3. “記録に残る瞬間”設計
表彰・集合写真・勝者決定など“シャッターが切られる瞬間”を時間割にあらかじめ組み込み。SNSや社内報に転用しやすく、イベントの価値が後日まで続きます。
2. 今年イチ押し!盛り上がる余興10選(実装ガイド付き)
2-1. 会社・部署クイズ2025(15分)
ねらい:全員が知っていて笑える“内輪ネタ”で会場をウォームアップ。
流れ:
- 5問×選択式(スライド)→2) スマホ回答→3) 正解時にBGM+効果音。
コツ:写真・動画を問題に混ぜると爆発力が上がる。難問は不要。
準備物:スライド、投影、マイク、BGM、回答用QR。
2-2. ショートLT「わたしの推し30秒」(15分)
ねらい:多様なメンバーが自然に前へ。1人30秒×10人でテンポ良く。
流れ:司会がテンポ管理→タイムアップでBGMフェードアップ。
コツ:テーマは“仕事/趣味どちらでもOK”。写真1枚制限が盛り上がる。
準備物:タイマー、ベルor効果音、進行表。
2-3. 部署対抗イントロ当て・2025年版(15分)
ねらい:音で瞬間的に沸かす。著作権に配慮しつつ社内許諾曲/音源で。
流れ:3秒→2秒→1秒の短縮ヒント。勝ち抜きで景品を。
コツ:**“部署チーム戦”**にすると応援が自然に起きる。
準備物:音響、再生端末、早押し代替(挙手/札/スマホボタン)。
2-4. QR抽選ビンゴ(15分)
ねらい:“当たる体験の数”を最大化。景品は数>単価で満足度UP。
流れ:参加QR→当選画面をスクリーンで演出→受け取り導線を中央通路に。
コツ:当選直後に写真。勝者の表情が“記録に残る瞬間”。
準備物:抽選ツール、QRポスター、景品台、受け渡し表。
2-5. スライド表彰+ベストショット(10分)
ねらい:一年を讃え、イベントの“公式感”を作る。
流れ:名前→功績3行→写真→拍手→撮影。
コツ:中央通路で正面撮影。被写体背面にスライドが入る構図が最強。
準備物:表彰スライド、マイク、BGM、カメラ係。
2-6. “社史タイムトラベル”スライド(10分)
ねらい:古写真×ひとこと解説で世代を越えて笑える。
流れ:昔→今の順で3カット、最後にベテランの“ひとこと”。
コツ:写真の“圧縮と間”が命。1枚にテキストは10字以内。
準備物:スライド、司会原稿。
2-7. 今年の“推しアイテム”総選挙(10分)
ねらい:投票で巻き込み。ベスト・オブ・社内流行を決定。
流れ:ノミネート5→投票→結果をバーグラフで表示→表彰。
コツ:ノミネート理由を一言ボイスで集めると映像が生きる。
準備物:投票フォーム、集計スライド、記念品。
2-8. 社長とじゃんけん・ファイナル(10分)
ねらい:緊張と笑いの両立。勝ち残りで一気にクライマックスへ。
流れ:全員立つ→勝者だけ残る→最後の数名はステージ上で決戦。
コツ:BGMと照明で演出。記念撮影を忘れずに。
準備物:BGM、司会台本、景品。
2-9. チーム対抗“写真お題リレー”(15分)
ねらい:即席チームビルド。スマホで“お題写真”を撮って提出。
流れ:「全員が写る」「“今年”を表す1枚」「ハートの形」など3お題→発表。
コツ:映える背景(ロゴ入りボード等)を用意。
準備物:お題カード、投影、審査札。
2-10. 来年の抱負“10秒宣言”リレー(10分)
ねらい:しめの高揚感を作る。代表者×10名、1人10秒。
流れ:司会がテンポ管理→最後は会場全員で拍手。
コツ:BGMを少し上げて“セレモニー感”を。
準備物:マイク、BGM、進行表。
3. 時間割テンプレ(120分想定:40〜50人)
- 入場〜受付(15):BGM、QR案内、ドリンク配布
- 開会・乾杯(5)
- 歓談①(20)
- 余興①(15):会社クイズ or 写真お題
- 歓談②(20):料理の山場
- 余興②(15):抽選ビンゴ or じゃんけん
- 表彰(10)+集合写真(5)
- 抱負リレー(10)
- 締め・案内(5):二次会誘導、忘れ物確認
黄金比:歓談45%/余興30%/セレモニー25%。
司会の鉄則:“次の動線”を一言で先回り案内(例:「当選者は中央へ!」)。
4. 余興を“成功体験”に変える準備物チェック
- 機材:マイク(予備含む)/音響/投影(HDMI/USB-C)/アダプタ
- サイン:受付・喫煙・トイレ・クロークのA4案内
- 印刷物:進行表、当選リスト、席札、審査札
- デジタル:投票/抽選フォーム、QR、効果音、BGMプレイリスト
- 景品:数重視+記念品1点(社長じゃんけん用)
- 撮影:カメラ担当、中央通路の確保、フォトスポット
5. 参加者タイプ別:巻き込みのコツ
- シャイ多めの職場:個人戦よりチーム対抗へ。発言は“代表者のみ”。
- 年齢層が広い:クイズは社内ネタ:時事=7:3。
- ジョイン直後の新人が多い:勝敗より**“登壇体験”**を短秒で提供。
- リモート混在:オンライン参加は投票・コメント読み上げで同時体験に。
6. 予算設計:景品は“期待値×当選者数”
- 総額の半分を“多数当選”へ、残り半分で“目玉1点”。
- 例:合計5万円→3万円=1,000円×30名、2万円=1点。
- 当選の体験密度が満足度に直結。配布の段取り(受け渡し導線)も設計。
7. 司会台本ミニ雛形(コピペ可)
- 開会「本日はありがとうございます。乾杯のご発声は○○さん、お願いします」
- 歓談案内「前半20分は歓談です。写真は中央通路からどうぞ」
- 余興①「QRから参加、上位には景品があります!」
- 歓談②「料理追加です。名物○○は手前テーブル」
- 余興②「抽選です。当選者は中央へ。受け取り後に写真を1枚!」
- 表彰「年間MVPの発表です。呼ばれた方は前へ」
- 集合写真「全員で中央へお集まりください」
- 抱負リレー「代表10名、1人10秒でお願いします」
- 締め「二次会は△△です。忘れ物の確認をお願いします」
8. 失敗しがちなポイントと回避策
- 余興が長い → 15分上限、問題数やラウンド数を削る。
- 音が届かない → リハでBGM/効果音/司会音量のバランスを必ず調整。
- 投影が見えづらい → 前方の立ち姿を一時着席アナウンス。
- 勝者だけが主役 → 参加賞・多数当選で“全員の勝ち筋”を用意。
- スライドが読みにくい → 文字は28pt以上、1スライド1メッセージ。
9. 渋谷でやるメリットと会場選びのコツ
- アクセス:渋谷駅は路線・バス・タクシー動線が強く、集合・二次会がスムーズ。
- 機材:マイク・音響・投影が標準対応の会場を選ぶ。事前テスト可否は最重要。
- 導線:中央通路/景品台/撮影位置が確保できるレイアウトかを確認。
- 持ち込み:BGM・スライド・小物の持ち込み可否。変換アダプタは自前準備。
10. まとめ:2025年は“短尺×参加型×映像映え”で外さない
今年の忘年会は、15分×2本の余興と歓談の山を設計するだけで、満足度が劇的に変わります。スマホ参加と大画面演出で“体験が同期”し、記録と記憶の両方に残る会へ。
準備→実装→撮影までを一本の導線としてデザインすれば、幹事のストレスは最小化できます。
付録:チェックリスト(保存版)
- マイク予備/音量バランス/効果音
- 投影端子(HDMI/USB-C)/アダプタ
- QR(投票・抽選)/予備印刷
- 景品:数>単価+目玉1点
- 司会台本/タイマー/当選リスト
- 中央通路・景品台・撮影位置
- 集合写真のタイミングを進行表に記載
会場メモ(渋谷・40〜50人規模の進行を想定するなら)
- 機材テストが事前にできるか
- 余興用の“見せ場ゾーン”と中央通路が取れるか
- BGM・照明の強弱が付けられるか
- 二次会動線(徒歩圏)
幹事さんが「段取りが半分終わっている」状態からスタートできる会場を選ぶと、当日の体験が見違えます。渋谷近辺はその点で選択肢が豊富。人数・目的・予算が固まったら、テスト可・導線設計に強い会場を第一候補にしましょう。
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