追いコンで会場を選ぶ際の注意点と、おすすめの貸切会場

パーティーコラム

卒業を控えた仲間を送り出す「追いコン」は、学生生活のラストを飾る一大イベント。
せっかく準備しても、会場選びをミスすると一気に満足度が下がってしまうことも少なくありません。

  • 人数に対して会場が狭すぎてギュウギュウ…
  • マイクやプロジェクターが使えず、スピーチや動画がグダグダ…
  • 駅から遠くて、遅刻者や迷子が続出…

こんな“あるある失敗”を避けるために、この記事では

  • 追いコンで会場を選ぶ際の具体的な注意点
  • 失敗しにくい貸切会場の選び方のコツ
  • 実際にどんな貸切会場がおすすめか

を、幹事さん目線でわかりやすく解説していきます。


目次

1. そもそも「追いコン」に向いている会場の条件とは?

まずは、追いコンの会場選びで押さえておきたい“前提条件”から整理しておきましょう。

1-1. 周りを気にせず盛り上がれる「貸切」がベスト

追いコンは、
普通の飲み会よりも

  • スピーチ
  • サプライズ演出
  • 動画やスライド上映
  • プレゼント・花束・色紙贈呈

など“イベント性”の高いパーティーになりがちです。

一般営業の居酒屋やチェーン店だと、

  • 大声を出しづらい
  • 周りのお客さんが気になる
  • 店側から音量を注意されることも

と、どうしても遠慮しながらの進行になってしまいがち。

フロア貸切・店舗貸切ができるパーティー会場なら、
フロア全体が自分たちの空間になるので、

  • 大人数の歓声
  • 感動のスピーチ
  • サプライズの演出

も、気兼ねなく思い切り楽しむことができます。

1-2. 30人〜50人の人数に“ちょうどいい広さ”

追いコンでよくある人数帯は、

  • 小規模ゼミや身内メンバーなら「30人前後」
  • サークル・部活・学科単位なら「40人〜50人前後」

ぐらいが多いはずです。

このとき大事なのが、人数と会場の広さのバランス

  • 広すぎる → スカスカで一体感が出ない
  • 狭すぎる → 動けない・写真が撮りにくい・窮屈

特に、30人〜50人前後の追いコンは、

  • 「立食 or 半立食」
  • 「着席スタイル」

などスタイルによっても必要な広さが変わるので、
人数とスタイルを決めた上で“ちょうどいい広さ”の貸切会場を選ぶことが大切です。

1-3. マイク・プロジェクターなど“追いコン必須設備”があるか

追いコンのクライマックスに欠かせないのが、

  • 司会進行用のマイク
  • 思い出動画・スライドを映すプロジェクター&スクリーン
  • BGMや余興に使える音響

といった設備です。

これらが不十分だったり、
「実は有料オプションだった」「当日になって音が出ない」
などのトラブルになると、せっかく準備した演出が台無しに…。

最初からパーティー用途を想定している貸切会場であれば、

  • マイク・音響一式
  • プロジェクター&スクリーン
  • 照明の簡単な演出

などが備わっていることが多く、
追いコンでも安心して進行することができます。


2. 追いコンで会場を選ぶ際の具体的な注意点

ここからは、実際に会場を探すときに必ずチェックしてほしいポイントを、ひとつずつ詳しく解説します。

2-1. アクセスと立地:駅からのわかりやすさは最重要

卒業シーズンの追いコンは、参加者も忙しくなりがち。

  • アルバイト
  • 就活・内定先の研修
  • 引っ越し準備

などで時間のやりくりがシビアな中、

「駅から15分以上歩く」
「途中の道がわかりづらい」

という会場だと、遅刻や迷子が増えてしまう原因になります。

チェックしたいポイント

  • 最寄り駅から徒歩何分か
  • 大きな目印やわかりやすいルートがあるか
  • 雨の日でも比較的行きやすいか
  • 終電アクセスが良いか

特に、渋谷・新宿・池袋などターミナル駅エリアで追いコンをする場合は、
「出口指定」や「集合場所」を決めやすい会場を選んでおくと、幹事の負担もぐっと軽くなります。


2-2. 貸切条件・最低人数・時間帯を必ず確認

「貸切OK」と書いてあっても、会場によって条件はさまざまです。

  • 〇名以上で貸切可能
  • 平日と週末で条件が違う
  • 昼と夜で料金や時間が変わる

など、細かいルールがあることがほとんど。

よくある失敗例

  • 想定より人数が減ってしまい、最低保証金額に届かない
  • 週末夜だけ貸切条件が厳しいと知らず、見積もりが大幅アップ
  • 延長料金のルールを確認しておらず、予算オーバー

事前に聞いておきたいこと

  • 何人から貸切になるのか
  • 最低保証金額があるか
  • 追いコンの多い時期(2〜3月)の料金形態
  • 利用可能時間(入店〜退店まで)
  • 延長料金の有無と金額

ここを曖昧なまま話を進めると、
**「思ったより高かった」「想定と違った」**となりやすいので、
早い段階でしっかり確認することをおすすめします。


2-3. レイアウトと動線:進行・演出をイメージできるか

追いコンは、ただ飲んで終わる会ではありません。

  • オープニング挨拶
  • 歓談タイム
  • 動画・スライド上映
  • ゲームや余興
  • 花束・色紙贈呈
  • 記念撮影

…といった流れを考えると、
「どこで何をするか?」という動線が非常に重要です。

チェックしておきたいポイント

  • スクリーンやマイク位置から、全員の顔が見えるか
  • 主役(卒業生)をどこに座らせると盛り上がるか
  • 参加者が自由に行き来できる通路があるか
  • 集合写真を撮るスペースは確保できるか

会場の下見ができる場合は、
当日のタイムテーブルをざっくり想像しながら、レイアウトを相談すると◎


2-4. 設備(マイク・プロジェクター・音響・Wi-Fi)の有無

マイク

  • 司会が声を張り上げなくて済む
  • スピーチやメッセージが後ろの席にも届く

追いコンは感動シーンが多いので、マイクはほぼ必須です。
ワイヤレスマイクが何本あるかも確認しておきましょう。

プロジェクター&スクリーン

  • 思い出写真や動画
  • サークルの活動記録
  • サプライズメッセージ動画

など、映像を使った演出は鉄板中の鉄板

  • 端子の種類(HDMIなど)
  • 音声出力の方法
  • 事前の接続テストが可能か

まで確認しておくと当日スムーズです。

音響設備・BGM

  • 入場シーン
  • サプライズのタイミング
  • エンディングでの一体感づくり

音楽の力は想像以上に大きく、
BGMと照明だけで会場の雰囲気はガラッと変わります。

「スマホの音をそのまま流せるか?」「お気に入りの曲を使えるか?」なども確認しておくと安心です。

Wi-Fi環境

オンラインアルバムや動画サイト経由で映像を流す場合は、
店内のWi-Fi環境もチェックしておくとトラブル防止になります。


2-5. 料理とドリンク:量・質・スタイルのバランス

パーティー後の感想で意外と多いのが「料理の印象」です。

  • 思ったより料理が少なかった
  • 味は悪くないけど、華やかさに欠けた
  • 飲み放題の種類が少なかった

など、フード&ドリンクは満足度に直結します。

確認しておきたいポイント

  • ビュッフェ or コーススタイルか
  • ボリューム重視にできるか(学生が多い場合など)
  • 飲み放題のメニュー内容(ビール・サワー・カクテル・ソフトドリンク)
  • ノンアルコール派への配慮
  • アレルギーや苦手食材への対応

特に学生中心の追いコンでは、
**「見た目もボリュームもそれなりにあるビュッフェ」**が人気です。


2-6. 予算と会費設定:幹事目線で“計算しやすいか”

追いコンの幹事にとって、
会費と支払いの管理は大きな仕事のひとつです。

  • ひとりあたりの会費設定
  • 先生やOB・OGの分をどうするか
  • キャンセルが出たときの対応

なども含めて、会場側との話を詰めておく必要があります。

会場に確認したいこと

  • 1人いくらのプランなのか
  • 最低保証額に満たない場合の扱い
  • キャンセルポリシー(何日前まで無料か)
  • 支払い方法(現金・カード・振込など)

**「30人ならこのプラン」「40人以上ならこのプラン」**といった形で、
人数ごとの目安を出してもらえる会場は、幹事にとって非常に助かります。


2-7. サポート体制:相談しやすい会場スタッフかどうか

追いコンの成功は、
幹事だけでなく“会場側の協力”にも大きく左右されます。

  • 進行スケジュールの相談に乗ってくれる
  • サプライズ演出のタイミングを一緒に考えてくれる
  • 当日のトラブルにも柔軟に対応してくれる

こういった会場は、
それだけで安心感が違います。

見学や打ち合わせの段階で、

  • 質問に丁寧に答えてくれるか
  • 追いコンや送別会の実績がありそうか
  • 「こういう演出もできますよ」と提案してくれるか

など、コミュニケーションのしやすさもチェックポイントのひとつです。


3. おすすめの貸切会場のタイプと選び方

ここからは、実際に追いコンで使いやすい**「貸切会場のタイプ」**を紹介しつつ、選び方のイメージを掴んでいきましょう。

3-1. 貸切パーティースペース・イベントスペース

  • マイク・プロジェクター・音響など、パーティー向け設備が一通り揃っている
  • レイアウト自由度が高く、30人〜50人でも対応しやすい
  • 貸切前提なので、追いコンや送別会の利用実績も多い

という点で、追いコン向けとして最有力候補のタイプです。

メリット:

  • 追いコン仕様の演出を組みやすい
  • 会場スタッフも“パーティー慣れ”していて相談しやすい
  • 時間・人数に応じたプランが用意されていることが多い

3-2. レストラン・ダイニングバーのフロア貸切

おしゃれなレストランやダイニングバーの中には、

  • 店内の一部フロア
  • 曜日・時間帯限定で店舗まるごと

を貸切できるところもあります。

メリット:

  • 料理のクオリティが高いところが多い
  • 雰囲気がおしゃれで、写真や動画映えしやすい
  • 「いつもの飲み会」とは違う特別感が出る

ただし、パーティー専用の会場に比べると、

  • プロジェクターや音響設備が簡易的
  • レイアウト変更の自由度がやや低い

といったケースもあるので、
設備面の確認はしっかり行いましょう。


3-3. カラオケ付きパーティールーム・多目的スペース

最近は、カラオケボックスや多目的スペースの中にも、

  • 大人数対応のパーティールーム
  • 簡易ステージ付きの空間

を備えているところがあります。

メリット:

  • カラオケや余興で盛り上がりやすい
  • 比較的リーズナブルな場合も多い
  • 歌メイン・ゲームメインの追いコンに向いている

一方で、

  • 料理が簡易的 or ケータリング前提
  • 映像設備が「テレビモニターのみ」のことも

など、“追いコンらしい演出”をどこまでやりたいかによって向き不向きが分かれます。


4. 追いコンにぴったりな貸切会場のイメージ例

最後に、ここまでの内容を踏まえた**「理想的な追いコン会場像」**をイメージしやすいように、ポイントを整理します。

理想的な追いコン会場の条件(例)

  1. アクセス
    • ターミナル駅から徒歩5〜7分前後
    • 初めての人にも説明しやすいルート
  2. 貸切条件
    • 30人前後から貸切OK
    • 40人〜50人の規模でも余裕をもって使える
    • 学生向けの貸切プラン・追いコンプランがある
  3. 設備
    • ワイヤレスマイク複数本
    • プロジェクター&スクリーン
    • BGM・照明演出が可能
    • 事前の機材テストに対応してくれる
  4. 料理・ドリンク
    • ビュッフェ形式のパーティープラン
    • ボリューム調整の相談ができる
    • 飲み放題付きで予算が組みやすい
  5. サポート
    • 追いコン・送別会利用の実績がある
    • 進行・演出の相談に乗ってくれる
    • サプライズ演出にも柔軟に協力してくれる

こうした条件を満たしている貸切会場であれば、
追いコンの幹事としても安心して進行を任せやすく、参加者全員の満足度も高くなりやすいはずです。


5. まとめ:会場選びにこだわれば、追いコンの記憶は一生ものになる

この記事では、
「追いコンで会場を選ぶ際の注意点」と「おすすめできる貸切会場のタイプ」について、幹事目線で整理してきました。

おさらいすると——

  • 追いコンは“貸切”で行うのが失敗しにくい
  • 人数(30人〜50人)に合った広さかどうかを必ず確認
  • アクセス・貸切条件・設備・料理・予算・サポート体制がチェックポイント
  • 貸切パーティースペースやパーティー対応のレストランは特におすすめ

というのが、大きなポイントです。

追いコンは、
**その代のメンバーで集まる“最後の大きなイベント”**になることがほとんど。

会場選びに少しこだわるだけで、

  • スピーチで泣いて
  • 余興で笑って
  • 写真や動画を見返してまた笑える

そんな“一生モノの思い出”に変わります。

これから会場を探す幹事さんは、
ぜひ今回のチェックポイントを参考に、
あなたたちの追いコンにぴったりの貸切パーティー会場を見つけてみてください。

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP
CLOSE