さて、秋がない様に感じるここ数年、12月の初旬も暖かい日が続いたりとしていましたが、ようやく朝晩の寒さがはっきりと感じるようになりましたね。12月も半ばに差し掛かろうとしています。2024年も残り1/24といったところでしょうか。時間でいうと23時くらいですね。季節としては「年の瀬」というところです。
「年の瀬(としのせ)」という言葉の由来について説明します。
「年の瀬」の「瀬」は、川の流れの中でも水の流れが急な場所を指します。川を渡るときに流れが急な「瀬」は、難所や大変な場所の象徴として使われることがありました。
ここから転じて、「年の瀬」という言葉は1年の終わりの忙しい時期を表すようになりました。具体的には、12月の下旬、年末に向けて慌ただしく過ごす様子や雰囲気を指します。
また、昔の人々にとって年末は、借金の返済や年越しの準備、新年を迎えるための儀式などを行う大切な時期であり、まさに「越えなければならない急流」や「難所」のようなものと捉えられたのでしょう。
このように、「年の瀬」は1年の終わりの慌ただしさや切迫感を川の流れの「瀬」に例えた言葉なのです。
また似たような表現に「師走(しわす)」があります。師走は、旧暦の12月を指す言葉で、現代では12月の異称として使われています。その由来には諸説ありますが、最も有名なのは**「師が走る」** という説です。
1. 師が走る説
「師」とは僧侶や師匠を指し、年末になるとお経をあげるために、僧侶たちが各家庭を忙しく駆け回る様子を表したものとされています。年末は何かと慌ただしい時期であるため、師(僧侶)までもが走り回るほど忙しい、という意味合いです。
2. 当て字・音の変化説
「師走」という言葉は、実は古代日本語や漢語由来の言葉ではなく、当て字だとする説もあります。「四季の果てる月」という意味から**「しはつ(為果つ)」** が転じて「師走」になったという説があります。
3. その他の説
- 「年が果てる」意味の「歳極(としはす)」が変化した
- 「仕事納め」や「年の終わり」を意味する語源から来ている
いずれの説も共通しているのは、12月が一年の終わりを告げる忙しい月であることを表している点です。「師走」は、現代でも年末の慌ただしさを象徴する言葉として広く使われています。
今も昔もこの季節の忙しさと過ぎ行く速さは変わりませんね。
暖かさや寒さのずれがあるにせよ、家族で過ごすクリスマスや、大晦日の寒い夜に出かける初詣、こたつで過ごすお正月など季節感のあるこの季節は大好きで忙しくはありますがそれを大切に楽しみに過ごしていきたいとしみじみと感じております。
12月が終われば年が明け、師走よりも早く過ぎてしまう季節が1・2月です。
この季節もまた大切に過ごしたいものです。
1月・2月は冬の季節にあたり、さまざまなイベントや行事が行われます。以下は主なイベントや行事の一覧です。
1月のイベント
- お正月(1月1日~3日)
- 日本の伝統的な年始行事。初詣、年賀状、おせち料理、お年玉などの習慣がある。
- 初詣(1月1日~)
- 神社やお寺にお参りし、新年の無事や幸せを祈願。
- 成人の日(1月の第2月曜日)
- 新成人を祝う日。成人式が各地で行われる。
DeBargeでも渋谷というターミナル駅なので集まりやすくこの季節は多くの新成人が40~50人での同窓会を行います。
- 新成人を祝う日。成人式が各地で行われる。
- 七草の節句(1月7日)
- 無病息災を願い、「七草粥」を食べる風習。
- 鏡開き(1月11日)
- 正月に供えた鏡餅を下げて食べる行事。
- DeBargeでも新年会のイベントとして40~50人規模のパーティーで鏡開きをおこなうことがあります。
- 大寒(1月20日前後)
- 二十四節気の一つで、1年で最も寒さが厳しい時期。
- 受験シーズン開始
- 大学入学共通テスト(1月中旬)や高校入試が始まる。
- 冬のイルミネーションイベント
- クリスマスから引き続き、1月中も各地でライトアップが行われる。
2月のイベント
- 節分(2月3日頃)
- 「鬼は外、福は内」と豆まきをして厄払いをする行事。
- 立春(2月4日頃)
- 暦の上では春の始まり。冬から春への節目。
- バレンタインデー(2月14日)
- 恋人や友人にチョコレートやプレゼントを贈るイベント。
- 建国記念の日(2月11日)
- 日本の建国を祝う国民の祝日。
- 旧正月・春節
- 中国やアジアの国々では旧暦のお正月を祝う時期。日本でも中華街などで大規模なイベントが行われる。
- スキー・スノーボードシーズン
- 1月に引き続き、冬のスポーツが盛ん。
- 雪まつり(札幌・各地)
- さっぽろ雪まつり(2月上旬)が有名。大雪像やライトアップイベントが開催される。
- 梅の花の開花(2月中旬~下旬)
- 春の訪れを告げる梅の花が見頃に。
- 確定申告の準備開始(2月16日~3月15日)
- 所得税の申告が始まる時期。
1月は新年の伝統行事が中心、2月は春の訪れを感じる行事やイベントが増えてきます。季節ならではの風物詩を楽しんでみてくださいね!
そして3月になると送別会のシーズンになります。3月に送別会が多い理由は、日本における年度の区切りや季節的な背景が大きく関係しています。以下のポイントが主な理由です。
1. 日本の年度末が3月であること
- 日本では、多くの企業や学校が4月から新年度を迎えます。そのため、3月は年度の締めくくりの月となり、人事異動や退職、卒業といった節目の時期になります。
- これに伴い、転勤や退職する人のお別れの会(送別会)が自然と増えます。
2. 転勤・異動の発表が3月に集中する
- 特に企業では、4月からの新年度に向けた組織改編や人事異動が3月に発表されることが多いです。
- 異動や転勤が決まった人を送るため、DeBargeのある渋谷でも多くの企業があり、大人数、40~50人の規模の送別会が行われます。
3. 学校の卒業シーズン
- 学校では、3月は卒業式が行われる時期です。学生や教職員が新たなステージに進むため、クラスや部活、職員同士の送別会が開かれます
- DeBargeでも「追いコン」「卒コン」「卒パ」などを40~50人で貸切にて行う学生、大学生の予約が多くなります。
4. 春は新しい出発の季節
- 春は新生活や新しい環境が始まる季節とされ、古い縁を惜しみつつ送り出す文化が根付いています。
- 心機一転の時期であるため、「送り出す」という行事が増える傾向にあります。
5. 年度末の業務の一区切り
- 会社や部署では、年度末の業務が一段落することで、送別会を開きやすいタイミングとなります。
これらの理由から、3月は送別会が集中しやすい時期となっています。送別会を通じて、人との別れを惜しみつつ、新たな出発を祝うという文化が根付いているとも言えるでしょう。
3月以外で送別会が多い時期としては、9月が挙げられます。
その理由は以下の通りです:
- 年度や半期の切り替え:多くの企業が4月~3月、または4月~9月で上半期・下半期を設定しているため、9月末は人事異動や転勤が発生しやすい時期です。
- 退職や転職のタイミング:10月に新しい環境でのスタートを切る人が多く、9月に退職することが多いです。
他にも、以下の時期も挙げられます:
- 12月:年末の区切りとして異動や退職のタイミングが重なり、忘年会と兼ねて送別会が開かれることが多いです。
- 6月:年度の前半終了や夏の異動シーズンが重なるため、送別会が行われることがあります。
これらの時期は、会社の人事異動や年度の切り替わりに関連して送別会が多くなる傾向があります。
季節の進む速度が増し、年が明けすぐに春が来ます。
出会いと別れの季節が来る前に各種イベントに備え、大切な身近な人との時間をかみしめながら過ごしていきたいですね。
コメント