社会に出れば、宴会の司会、ミーティングの進行、プレゼンテーションなどの機会でマイクを握ることが多いかと思います。本文書では、初めての司会で緊張する方や、うまく進行するにはどうすればいいのかという疑問にお答えします。司会進行の基本のき、これを読んで実行すれば問題なし!緊張を和らげ、スムーズな進行を実現するための重要なポイントを解説して、名司会の技を公開いたします。
司会進行の重要性と基本姿勢
パーティーや宴会、様々なイベントで裏方の見えない仕事もありますが、フロントマンとして司会が一番目立つのは当然のこと。司会の良し悪しが会の良し悪しに直結する、重要なポジションであることは言うまでもありません。
というとプレッシャーを感じてしまうかもしれませんが、簡単な基本ができていれば印象を悪くすることはありません。それでは基本のところ、ご紹介していきましょう。
技そのゼロ:「立つ」と「声量」
「立つ」
見やすいところに立つ、まあこれは当たり前でしょうか。会の参加者が見やすい位置を選んで立ってください。
また会の支柱となるという意味でも「立つ」と表現させていただきました。
(会の趣旨を自らに落とし込み、ぶらさない、脱線しそうなときはそっと戻してきてあげましょう。)
「声量は2倍を意識して」
参加者の方に聞き取れるはきはきとした声で発生してください。
また声の大きさはその人の自信の表れです。不測の事態にも動じないという気持ちを声量という形で示してください。
立ち位置
会の参加者が見やすい位置を選んで立つことが重要です。これにより、参加者全員があなたの姿を確認でき、会の進行がスムーズになります。
会の支柱として
「立つ」ことは、単に物理的な意味だけでなく、会の支柱となるという象徴的な意味も持ちます。会の趣旨を理解し、脱線しそうな時はそっと軌道修正することが大切です。
声量と自信
声量は2倍を意識し、はきはきとした声で発声することが重要です。声の大きさは自信の表れであり、不測の事態にも動じない姿勢を示すことができます。
技その①:「振る」
会というものは集いです。司会側から一方的に何かを伝えるものではありません。
時には、参加者に「この件に関してどうお考えですか?」
「~さん、こんなことを言ってる人がいますけど!」
などといった調子でマイクを向けてみましょう。
傍観者にさせない、巻き込むことでより会が盛り上がることでしょう。
参加者との対話
会は一方的な伝達ではなく、参加者との対話が重要です。適切なタイミングで参加者に質問を投げかけることで、会を活性化させることができます。
マイクを向ける
「この件に関してどうお考えですか?」「~さん、こんなことを言ってる人がいますけど!」といった形で、参加者にマイクを向けることで、会への積極的な参加を促します。
巻き込む効果
参加者を傍観者にさせず、積極的に会に巻き込むことで、より盛り上がりのある会を作り出すことができます。これにより、参加者全員が会の一部となる感覚を持つことができます。
技その②:「温める」
俗にいうアイスブレイクです。
緊張感で固まった雰囲気を、簡易的なゲームで解きほぐしましょう。
・バースデーライン
1月1日⇒12月31日の順に並んでもらうゲームです。
ルールが一つだけあって、《会話は厳禁、ジェスチャーだけで伝える》というものです。
「指で数字伝えてもいいなら簡単じゃ?」私も最初はそう思いました。
このゲームの面白さは集団のカオスにあります。
最初に思った通り1対1で相手に相互で伝えるのは容易です。
しかしルール説明後、戦略を立てる暇なく「良ーいスタート!」と始められます。
人数が多いのにとなり同士で始めてしまったら、まとめるのにまあ大変、と始まった後に気づくのです。まさにあとの祭り。
作戦会議をされる前にはじめてしましましょう♪
技その③:「拾う」
かなり上級のテクニックとなりますが、
稀に会に出現する、〈ぼそっと面白いことをいう人〉〈誰かに気づかれづ人知れずおかしな行動をしている人〉をフューチャーしてあげてください。
その際のワードセンスも重要となりますが、新たな才能を発掘するつもりで会の隅々に目を凝らしてください。
観察する
会の参加者を注意深く観察し、ユニークな行動や発言をする人を見つけます。
フィーチャーする
面白い発言や行動を取り上げ、適切なタイミングで全体に共有します。
盛り上げる
ワードセンスを活かして、その人の才能や個性を引き立てるように紹介します。
会を活性化
新たな才能の発掘により、会全体の雰囲気を盛り上げ、参加者の興味を引き出します。
まとめ:名司会への道
これまで紹介した技術を実践することで、あなたも名司会への道を歩むことができます。「切る」「立つ」「振る」「温める」「拾う」という基本的な技を身につけ、会の雰囲気を適切にコントロールすることが重要です。
最後に、これらの技術は練習と経験を重ねることで磨かれていきます。初めは緊張するかもしれませんが、一つずつ実践していくことで、自信を持って司会を務めることができるようになるでしょう。
会の成功は、参加者全員の協力と司会者の適切な進行にかかっています。これらの技を活用し、参加者全員が楽しめる、充実した会を作り上げてください。
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